え……。

誰?この人……


すごい、かっこいい……。


と、思っていると……


「な、何を言ってるんだね、君は…
わ、私は痴漢なんかしていないよ。
ね?君も言って。僕は痴漢していないよね?」


は?このオッサンなにいってんの?


今の今まで、してたぢゃねぇか…。


「わ、私、このオジサンにずっと
お尻を触られていました…。」


「な、なんなんだね、君は!
いいがかりをつけるのもやめてくれよ!」


なんて、言い合いをしているうちに
私の降りるはずだった所で電車が止まった……。

どうしよぉ、降りなきゃ……。


「ちょっと、君これぢゃあ話にならない。警察の所までついてきなさい」


と、痴漢オヤジが言い出した。

は?私ここで降りるんですけど!


って、思っていたら……。


私を助けてくれた男の子が
私の手を掴んで……。

「降りるょ!!!!!」


と言った……