あぁ、こんなことならあんなことで怒らなきゃよかった。


「はい、澪これといてみろー」


全くなんで私は心が狭いんだろ。あれごときで


「おいっ!!澪っ」

「ひゃいっ!?」


ひゃいっ!?じゃねーよ。と松本先生は持っていた教科書で自分の方をトントンたたいた


「……すいません」

「澪どーしたのー?」 「最近元気ないよー?」


同じ顔をして篠原兄弟が同情した顔を見せた。わざとやってるときはきっと知ってるときだ


「や、別に……」


「ふーん。理央はどー思う?」


陽太が私の隣に腕を組んで足を放り投げて座ってる理央に問いかける。


理央は真顔だった。

「知らねー」


まだ怒ってる……
私はだんだん悲しくなってきた。


「わかった、あたしも、もう知らないよ」

思ってないのに口にでた。理央にばれないように体をちいさくする


「おい、オマエ等、授業中って事忘れんなよ」


松本先生はふぅーっとため息をついてから

「澪、オマエ保健室行ってこい」


それだけいって授業を再開した


私は理央の顔をみずに保健室に向かった