それから、彩穂は風磨に家の前まで送ってもらった。 「風磨の新しい家どこ?」 「いや、ちょっとそれは言えないです。ストーカーされたら困るので」 風磨が頷きながら、冗談っぽく言った。 「そんなことしないよ!」 彩穂が笑うと、風磨も笑った。 「いつもの公園の横」