すると、応援席からも熱い声が飛び交う。 「彩穂―っ!」 その言葉に感動している暇もない。 彩穂が思い切って、シュートしようとした瞬間。 「頑張れーっ!!!!」 ――ねぇ風磨、そんなに一生懸命応援しないで。 泣いちゃうでしょ。