どうすれば――。 彩穂が歯を食いしばり、眉間に皺を寄せた時だった。 「彩穂!!!!!」 会場中に、大きな声が響き渡った。 しかし彩穂は、頭の中が葛藤でいっぱいなため、誰の声か理解することができない。 インターバル中にも関わらず、その声の主の圧倒さに会場中の全員が注目した。 誰? 2階席に顔を上げた時だった。