何が何だか分からなくなる。 混乱して何も返せずいると、麻紀が続けて言葉を発した。 「…今、平山先輩と美優と3人で、彩穂の全国の応援来てるんですけど…」 風磨はその言葉を聞いた瞬間、通話を切りたくなった。 自分は彩穂のことなんて気にする必要がないはずなのに、どうしてこんなにみんな自分に彩穂のことを話すのか。 関係ない。ただの幼馴染。 なのにどうして。