あの頃より きっと。




彩穂の周りに居る部員たちが、彩穂を笑った。





「いいなぁ、彩穂!あんな応援隊がいて!」





「っていうか、あの端の人平山先輩?」





「えっ!マジで?!ちょっとみんな、平山先輩がいるよー!」





「うちらの応援来てくれたのー?!」





いつからか雷の名前が次々に飛び交うようになり、気がつくと雷の座る2階席の下には、部員の人だかりが出来ていた。





「せんぱーい!」