「おはよぉー……」 翌日、猫背気味で教室に入った彩穂は、相変わらず勉強をしている麻紀を驚かせた。 「ちょっ…大丈夫?!」 冷静な麻紀も慌てるほど、彩穂の様子は変化していた。 昨日は、彩穂が風磨を追いかけてからお互いに会っていなかった。 「だぁーいじょうぶー…だと思うー……」 「いや絶対大丈夫じゃないでしょ!」 麻紀は席を立ち上がって、自分の席に彩穂を座らせた。 彩穂は、椅子に座るとすぐに額を机につけ、ため息をついた。 「玲奈ちゃんに告られてた…オッケーしてた…」