「先輩っ、なかなかやりますね?私が戦った相手の中で、一番強いかもしれないです」 彩穂が、いや、でももっと強い人はいるかも?うーん、でもやっぱりいないかも?などと呟きながら、バッグの中に入っていたタオルで汗を拭った。 雷も、制服のジャケットを脱いでシャツだけになった。