「風磨っ!!!」 彩穂の目の前が明るくなる。 夢か…。 あれ、私どこで何してたんだっけ? 意識がなくて辺りを見回すと、目の前に風磨がいた。 風磨は、制服姿で背もたれのない丸い椅子に座っていて、 自分は保健室のベッドに寝かされていた。 私は、状況が全くわからなくて戸惑った。