秘密の放課後

――――キーンコーンカーンコーン…
放課後…
あれ…高崎君、今日からって言ってたっけ…
でも、秘密って…何をするんだろう…
――――――
――
気がつくと私は「あの場所」まで来ていた。
高崎君はまだ来ていない。

人には言えない秘密…
いったいどんな秘密なんだろう…。
あ、もしかして…高崎君の持っている悩み事相談かも…!
でも、なんで私…?


『…っくしゅんっ』

…寒いー…
―――――――コツン

『…痛っ…』

怜哉「寒いだろ。ほら、飲め」

そう言いながら缶のココアをくれた。
『あったかい…あ、ありがと』
怜哉「ブスが目立つ」

『…』――――ゴク
あったかいココアがのどが通るのがわかる。

『おいしい…』

―――――――ガバッ

いきなり高崎君が私に覆いかぶさるように壁に押した。

『ちょっ…!なに…!!』

怜哉「言っただろ…?秘密をするんだよ」

『ひ、秘密…?』