日なたといっても、冬になると風も冷たい。
冬のにおいがする風が、体全体を通り抜ける。
――――――ヒュー…
うぅ…寒…い彡(-_-;)彡








怜哉「おい、橘千尋。」

…!?

『!!た、高崎…怜哉…』

怜哉「おー…俺の名前、知ってんだー…うれしいねー」

『な、なんの用…?』

怜哉「や、俺もここで昼飯食べようと思って」

『こ、ここは私の陣地です!』

怜哉「俺も、けっこう前からここ使ってるんだよねー…」

『高崎君はモテるから、こんな寒いところじゃなくて、女の子がたくさんいる教室で食べればいいじゃないですか』

怜哉「やー…モテる男も、つらいんだよ?わかんないでしょー君にはね。」

『……』

怜哉「…俺、いいこと考えた。」

『……?』

怜哉「俺と君のテーブルにしよう。二人の。」

『は?!』

怜哉「で、今日から、ここで、放課後会おう。」

『はっ!?な、なん?!』

怜哉「ここ、絶対こいよ?放課後」

『な、なにをするの…?!』

怜哉「秘密をするんだよ。…誰にも言ってはいけない…いや、…誰にも言えない秘密をするんだ…ここで…」

『ひ…秘密…?』

怜哉「そ。…絶対こいよ?」
―――――――
そう言って彼はいってしまった。

今日から、橘千尋と高崎怜哉の秘密がはじまる…