ご飯を済ませた後、病院へ連れて行った。

樹里は念のため、インフルエンザの検査を受けたが、風邪と診断されたらしい。



病院から、オレの家に直行した。


「ゴッホ…ゴッホ…」


樹里はベッドで横になっていた。

「大丈夫か?」

「大丈夫だよ。さっき薬も飲んだから、時期治るよ」

「まさか、プロポーズした次の日に風邪で寝込まれるとはな。拒否された気分だよ」

「…拒否したわけじゃないもん」

「結婚って言葉に興奮させたかな?」

「有り得るかも」

「面白いな。樹里は」

オレは樹里の髪の毛を撫でながら、続けてこう言った。