明後日の方向を見上げあっけらかんと笑う。



「わかんない!まあ、なんとかなるなる」

「やっぱりな……」



軽くため息をつき、雨芭は拳を強く握りしめた。






繰り返される悪夢と鈍ってゆく感覚。






それはまるで…………






あの日の、悪夢を見ているようだった。