再び降りた静寂。
音のない世界は不気味でしかなく、耐えきれなくなった歩が口を開く。
「行方不明を神隠しと名づけたじてんで、戻れない道を歩み始めたって事ですか……?」
「ああ。創造するって事は、そういう事なんだよ。命無きものに命を与える――その責を創造者は負わなければいけない」
「責……」
「歩が悔やむ必要はない」
緋葉はそう言い、空を見上げた。
なんとなく、空が見たかった。例え、変わらない空だとしても――
音のない世界は不気味でしかなく、耐えきれなくなった歩が口を開く。
「行方不明を神隠しと名づけたじてんで、戻れない道を歩み始めたって事ですか……?」
「ああ。創造するって事は、そういう事なんだよ。命無きものに命を与える――その責を創造者は負わなければいけない」
「責……」
「歩が悔やむ必要はない」
緋葉はそう言い、空を見上げた。
なんとなく、空が見たかった。例え、変わらない空だとしても――