生徒会室へ向かう途中、またまた凄い轟音が響いた。
それからすぐに大粒の雨がまた降りだしてきた。
最近、降ってないからもっと降れ〜って、まるで他人事のように願いながら生徒会室へと入っていった。
「おはよう葵、調子は?」
唯がスマホを操作しながら私をチラッとだけ見て言った。
「彼にメール?朝からやりますねえ」
「朝からメールは当然。葵サマはもうお忘れかあ」
無表情でスマホ操作する唯に何も言い返せない。
とりあえず、コの字型の机中央に陣取ってる唯の隣に座った。
「年上の彼はどうなのよ?」
「別に」
「どしたの?倦怠期?」
「けんたいき?そんなのとっくに終わったかも」
「不倫?」
「葵!そんなんじゃないからね!ごめんこの話はまた後で。今から本題」
あらためて、唯が私をじっと見つめる。
「この後全校集会があるの」
「ああ、生徒会長一年の目標発表ね。私に出来ることなら」
「残念だけど、違う」
「え?」
「弟クンから聞いてるでしょ?」
「転校生のこと?」
「そう。はっきり言うけど、転校生の自己紹介を葵にやってほしいの」
それからすぐに大粒の雨がまた降りだしてきた。
最近、降ってないからもっと降れ〜って、まるで他人事のように願いながら生徒会室へと入っていった。
「おはよう葵、調子は?」
唯がスマホを操作しながら私をチラッとだけ見て言った。
「彼にメール?朝からやりますねえ」
「朝からメールは当然。葵サマはもうお忘れかあ」
無表情でスマホ操作する唯に何も言い返せない。
とりあえず、コの字型の机中央に陣取ってる唯の隣に座った。
「年上の彼はどうなのよ?」
「別に」
「どしたの?倦怠期?」
「けんたいき?そんなのとっくに終わったかも」
「不倫?」
「葵!そんなんじゃないからね!ごめんこの話はまた後で。今から本題」
あらためて、唯が私をじっと見つめる。
「この後全校集会があるの」
「ああ、生徒会長一年の目標発表ね。私に出来ることなら」
「残念だけど、違う」
「え?」
「弟クンから聞いてるでしょ?」
「転校生のこと?」
「そう。はっきり言うけど、転校生の自己紹介を葵にやってほしいの」


