「やっ嫌!!誰か!!」
キスされてしまう。
そんな距離まで顔が近づいた時だった。
「はーい。そこまででーす。」
こんな大人で危ない雰囲気に全く合わない可愛らしい声がこの場に響く。
この声は....
「ゆっ侑李くん!!」
声のする方を振り向けば可愛い笑顔を浮かべる侑李くんが立っていた。
目が笑っていないが。
「はいはい。先輩方〜、ちょっと失礼しますねぇ。」
侑李くんはそう言って私たちの元までやって来る。
そして....
「彩華先輩は僕のです。離して貰えませんか?てか、触れないでくださいよ。」
可愛らしい笑顔を浮かべたまま、田原先輩に掴まれていない私の逆の手を掴む侑李くん。
ツッコミます。
私は侑李くんのではありません。



