「み、見てなんかいませんよ!!」 「何嘘なんかついてんの。つけない癖に。」 必死にブンブン首を横に振る私なんか無視してにっこりと可愛く微笑む侑李くん。 ちょちょちょっと待ってよ。 おかしいって。 なんか違うって。 そもそも敬語じゃない!! 「ま、先輩に見られてもって感じだけどね。はい。」 侑李くんはクスリと笑って落ちてしまっていた私のPSPを拾ってくれる。 で、私に渡してくれた。 「ど、どうも。」 それをさっと取って侑李くんをじっと見る。