腹黒年下くんの甘い罠。




「原田さ....じゃなくて、田原先輩!!?」


「はは、君面白いね。百面相。」


キューンッ


私の右隣にいたのはまさかの田原先輩。

大人な微笑み。

原田さんにしか見えない。


「同じ実行委員みたいだし、よろしく。名前は?」


「さっ桜ノ宮 彩華です!!」


「元気だね。彩華ちゃん?」


キューンッ


ギャー!!

キュン死にするぅぅぅぅ!!

原田さんが私の名前に『ちゃん』なんかつけちゃったよ!!


田原先輩は少し優しい喋り方をする原田さんみたい。


ドクンッドクンッ


心臓がうるさい。


よくゲームで見たことある状況。


私、リアルに恋しちゃったんだ。