「前にも言ったけど、僕、彩華のことになると余裕なくなっちゃうんだよね?」


にっこりと笑っているが目が笑っていない侑李くん。


怒ってる?


いやいや怒りたいのはこっちだ!!


「あっそ。」


ツーンッ


ここはあえて冷たい態度。

私だって怒ってますアピール。


「ふ〜ん。そんな態度とってもいいんだ。もー知らない。」


「え?うわ!!?」


ドサッ


はい。

なんなのさ、これ。


急に侑李くんに押し倒された私。


どーして!!?

Why !!?


「気づいてないフリして彩華を焦らすの楽しかったけどさ〜。」


ニヤリと笑う侑李くんを見てゾクリと寒気を感じる。


てか、またまた私を騙していたの!!?

この腹黒!!

本当はわかっていたんじゃん!!


「作戦変更。僕を怒らせた彩華が悪いんだから、ね?」


「んんっ!!」


怪しく笑う侑李くんに噛みつくように甘いキスを落とされる。