Side彩華
「ゆっゆう...んん。」
こんなキス初めて。
すごく、甘くて、熱くて....危険。
「や...」
「看病してくれるんでしょ?」
ゆっくりと私から唇を離すと小悪魔な笑みを浮かべて私を見つめる侑李くん。
「こんなの看病じゃないでしょ!!?」
「看病なの。」
ギュッ
とろんとした瞳で私を見つめると侑李くんはまた私を強く抱き締める。
熱がある侑李くんの頬はほんのり赤みがかっている。
拒めないのはその寂しそうな表情のせい?
親の話をするときに一瞬だけ寂しそうな、今にも泣きそうな表情になった侑李くん。
前にも見たことがある気がする。
確か微笑ましい親子を見たときもあんな表情をしていた。



