胸がきゅぅって熱くなる。 侑李くんが私のことを心配してくれていたの? 「これ、お願いしてもいいですか?侑李の家の地図はここに書きましたんで。」 淳太くんに渡された封筒を見つめる。 封筒には地図が書いてある。 「俺、部活があるんです。だからいいですか?彩華先輩の方が侑李も喜ぶと思いますし。」 「全然いいよ。私に任せて。」 私が淳太くんに微笑むと淳太くんも私と同じように微笑んだ。 爽やかだなぁ〜。 「侑李、彩華先輩のおかげで変わったんです。彩華先輩には本当に感謝しています。」