「だっ誰のせいでこんなことになってると....」


少し屈んで上目使いで私を見つめる侑李くんを睨む。


が。


カァァァァァッ


な、なに、赤面してんの私!!

相手は年下!!

しかもリアル!!


「僕のこと意識してるでしょ?」


「っ!!?」


「わかりやすすぎ。」


意地悪な笑みを浮かべる侑李くんは私にだけ聞こえる声で喋る。


は、腹黒にして性格悪い!!

絶対私の反応見て楽しんでやがる!!


「紙は入ってなかった?朝、嫌がらせとかされてない?」


「入ってなかったよ。嫌がらせもされてない。」


「そっか。」


私の言葉を聞いて黒い笑みを浮かべる侑李くん。


ゾクッ


お、おう。

寒気を感じた。