腹黒年下くんの甘い罠。



ザァァァァァッ


大粒の雨が降りだす。


すごい雨.....


「侑李?何してんの?」


声の方に振り向けばそこには制服姿の淳太が不思議そうに僕を見つめていた。


「彩華先輩を待ってるの。てか、なんで制服なの?」


淳太はサッカー部。

サッカー部は雨でも体育館とかでいつも筋トレをしている。

だからジャージなはずなのに。


「大雨警報が出て、強制帰宅。」


残念そうに笑う淳太をよく見ると帰る準備がしてある。


「ふーん。」


僕は興味なさげに適当に答えて外を見つめる。


大雨警報ねぇ。


「お前が聞いてきたんだろ!!」


興味なさげな僕を見て、淳太は爽やかな困った笑顔を浮かべてツッコミを入れる。


無自覚なんだよね、コイツ。

自分の使い方とか覚えればもっと楽になるのに。