今日も可愛らしい笑顔を浮かべて手を振る侑李くんに背を向ける。


きっ気づいてないフリをしてここをやりきろう!!


さっさとこの場から逃げようと足を動かす。


「なーに逃げようとしているんですか?逃がしませんよ?」


ガシッ


逃げようとする私の腕を掴むのはもちろん侑李くん。


うわー。

捕まっちゃったよー。

てか、力強!!


「おはようございます♪先輩♪」


ゆっくりと振り向くとそこには可愛らしい笑顔を浮かべる侑李くんが。


目が笑っていないけど。