ちょうど、働いて3年になる間際の3月に優介と真剣な話をする時間があった。 「俺、親父のところで働き続ける事にした。」 働き始めは3年たったら辞めて、違う仕事場を探す。 そういう話だった。 「親父の働いている姿を見ると尊敬する部分がある。最近になって…頼られる事も多くなってきたから」 優介が決めた事なら私は応援する。 反対する気は一切ない。 だから… 『うん、わかった』 と、 だけ返事をした。