俺たち陰陽師!!!!!



空はどんよりと雲がかかり、今にも雨が降りそうな天気になっている。

「何が、違うんですか?」

ジャスは眉をピクリと動かし、口に弧を描く。

「それは…」

「夜月晃汰」

「っ」

「っ」

涼子と同様に、俺も喉を詰まらせ、目を見開く。
ジャスは目を細め、続ける。

「彼はもう、アナタの父を殺した妖魔と同様、“悪”側に既に着いております」

「晃汰がっ……!?」

「はい♪」

『やはりな』

ブレイクが俺の中でポツリと言う。
こういう時、本当に外部にブレイクの声が漏れてないか、不安になる。

「(なにがだ?)」

『ジャスも気付いておった』

「(やっぱり、偉い人だから情報循環が速いのかな?)」

『そういう事だ』

ジャスはまだ口を開く。

「もう彼、夜月晃汰は普通の人間には戻れない。ましては、“善”側には戻れない」

「そっ、そんな……」

「だからアナタはもう、夜月晃汰とは一緒にいられないのです」

「……」

この時、涼子の頭の中にある言葉が流れる。

“「……俺と…結婚、してくれませんか…?」”

公園でされたプロポーズ。
忘れられない、涼子の大切な思い出だった。