「…俺はお前を危険な目にさらせたくない…けど、だからといってお前を裏切りたくないし………正直、俺だけだと力不足」
俺は悠太に向かって恥ずかしがりながら笑った。
「…一緒に来てくれない?」
悠太は頭をかき、溜め息を吐いたあと、改めて俺に向きかえ、俺に向かって拳を向けた。
「当然。親友、だろ?」
「っ」
小さい時から疑問に思っていた。
どうしていつも悠太は、かっこいいことをサラリと言うのだろうか。
かっこいい場面だけ、いつも横取りで。
「ズルい」と良く思っていたりもした。
けどそれが今は。
力強い、自信の源にもなっているんだ。
俺は悠太の拳に自分の拳をぶつけた。
「…あぁ…」
親友。
単純に嬉しかった。
「なぁに、照れてんだよ」
「照れてねーし…」
「照れてるだろ、完全に」
「だから、照れてなんか―――」
『照れてる』
「照れてねーよ!!つか、混ざってんじゃねーよ!!」
そう言った俺に対し、悠太は「?」を浮かべているが、俺は軽く笑い飛ばし、不適に笑う。
「リョーを、探そう」
「おう」
『主よ、場所は学校裏にある、墓だ』
俺はブレイクの言葉に頷くと悠太と一緒に墓へ向かった。

