俺たち陰陽師!!!!!




変な帽子。
いや、それより。

「(髪の長い奴…?)」

俺は昨日のことを思い出した。
ライドと一緒にいた。
あの女性。

「悠太」

「あ?」

「髪の長い奴って、昨日見たあの女か?」

「昨日?………ああ、あいつか。違ぇよ、あれは……」



―――…


悠太とその両親が病院に着き、医師に怪我のことを聞かされたあとのこと。
悠太は廊下にある背もたれがない赤色の椅子に座っていた。

「悠太くん!」

「…柳田先生?」

息を切らして走る涼子は悠太の隣に腰をおろし、悠太の頭を優しく撫でた。

「怪我は、大丈夫?」

「あ、はい。無傷でした」

「む、無傷!?……ま、まぁいいわ。無事ならいいの」

悠太は涼子の優しさに少し照れるとさっき起こったエピソードを語り始めた。
長い髪の女性のこと、空から降ってきた針のことを。
涼子は興味津々にその話を聞いて顔を歪めていた。

「…セーちゃんが…」

「見つけましたよー♪」

その声に反応した悠太と涼子。
そこには大きなりぼんを付けた、変な帽子を被った長い白髪をした人が目の前にいた。