そしてガッカリする。
「はあ…(やっぱり、現実だったのかー…)」
『なんだその溜め息は』
「コホン(いや、別に)」
俺はドライヤーを引き出しにしまい、リビングに向かった。
『夜月晃汰のことを調べてみた』
「(いつの間に?」)
『当然のことであろう』
呆れながら笑う。
俺はまたあくびをしながらエプロンを着る。
まだ、5時にもなってはいないが。
俺はみんなの分の朝食を作ることにした。
まずは最初にオムレツを作る。
火にかけたフライパンにバターを敷く。
そして片手に2個づつ卵を持ち一気に4個の卵を割りボールに滑らせる。
さえばしで卵をといでいく。
『主、料理ができたのか』
「ん?(悪いか?)」
その卵の中に砂糖と隠し味程度に塩を振る。
そしてバターの敷いたフライパンに卵を流し込んでいく。
火加減を見ながら手早くオムレツを4つ作り上げていく。
『素晴らしいぞ…』
「ふんっ(だろ?)」
『さすが我の主』
誉められる俺は上機嫌で朝食を作り上げていく。
すると時間はあっという間だった。
時間は6時を回っていて、母さんがリビングに顔を出した。
「おはよう」
「セーちゃん…これ…」
「あ、ダメだよまだ作り途中だから」
母さんは目を輝かせてキャーっと騒ぎ俺に抱き着いた。

