目が覚めるともう朝になっていた。
今日学校に行けば明日は休み。
本当はサボってもいいかななんて考えるけど悠太のこともあるし、涼子のこともあるからサボるわけにもいかない。
仕方なくベッドから起き上がり、時計を見る。
《3:06》の表示。
俺は何も動じることもなく、今着てるワイシャツのボタンを外していく。
携帯と着替えを持ち、一階のお風呂場に向かった。
「(昨日あれから寝ちゃったし、風呂も入ってないし…)」
大きなあくびをしながら俺はシャワーを浴びることにした。
30分後。
「はー、さっぱり、さっぱり」
俺は服を着て、1人寂しく濡れた髪にドライヤーをかける。
すぐ出てからはさすがに11月でも寒かった。
ドライヤーの熱を感じながら再度暖まる。
ブオーー
「(兄貴……)」
俺は兄貴を思い出す。
兄貴がもし、“悪”の奴等と絡んで本当に兄貴自体が覚醒してしまったらどうなるんだろう。
そうなる確率だってある。
逆に覚醒しない確率の方が極めて少ないはずだ。
…………いや、待て。
俺はドライヤーの電源を切った。
そして突然思った。
ブレイクのことも。
あの女性のことも。
ライドのことも。
兄貴のことも、全部。
昨日限りで今日は……。
昨日の出来事は全部。
「(もしかしたら全部、昨日限りの夢話?)」
『おはようございます』
「わっ!!」
ブレイクの声にビックリしてしまった。

