「俺次第って、ことか…?」
『仰る通り』
「………そっか」
ブレイクは大魔王だからその辺はやっぱり自在ということ。
それほど偉大なのだ、とブレイクは言う。
「で、兄貴は……」
『明日、其奴と面会するであろう」
「じゃあ…」
『友達、ではなく、夜は手を組んでいる奴と会う、ということだ』
「……っ!」
涼子が言っていた言葉の意味。
理解できた。
最近、連絡がない。
それは。
奴等と会っていた。
悪い奴等と手を組んでいた。
悪いといっても、この世を左右するような奴と。
あの女性やライドという名の巨人のような。
『筋が良いな、主は』
ブレイクは楽しそうに言う。
『涼子とやらに連絡が行き渡らなかったのも、兄、晃汰は奴等と手を組み其奴優先になったからであるな』
「…優先…?」
『そうだ、面白くなってきたな…!!』
「……」
ブレイクとは裏腹に俺は何も面白くはなかった。
むしろ、腹が立った。
あんなに、泣きそうなくらい心配してた涼子に対し、兄貴は。
涼子を優先していない。
何も知らない涼子は兄貴に対して色んな顔をする。
泣きそうになったり。
顔を赤らめたり。
可愛く、笑ったり。
でも悲しませてるのは兄貴で。
「ムカつく……」
兄貴に左右されてる涼子はなんなんだよ。
「(許さねぇ、絶対に。たとえ兄貴だろうが)」
涼子を悲しませる奴は絶対に。
俺は電気を消して直ぐに部屋に入り込んだ。
そして意識は夢の中へと入り込んだ。

