俺たち陰陽師!!!!!



「冷静になるのを忘れてたよっ……楓はこの力を悪いように使わないってね」

「…」

改めて思った。
もう既に、楓と松竹梅家は固い絆で結ばれているんだと。
信頼し合っているのだと。

「自分が恥ずかしかった。その力を悪い方向に考えていたんだ」

「…それは、仕方ないことです」

「それは?」

「……人間離れしているような力を、一般の人間が信じようだなんて無理があります」

「だが、その力で一般の人々を助ければ、それは一転する」

「…っ」

“一転する”か。
確かに一転する。
悪い方向にも、善い方向にも。
でもそれは使う人によって異なるからこそ価値があって。
悪い方向にいくとは限らないんだ。

「だから、刹那くん」

旦那様は立ち上がり俺に向かって、深々と頭を下げた。

「楓をよろしくお願いしたい」

「え……」

「楓まだ、その力を君と零くんの様にしっかり使えるかどうかはわからない。だけど、人々を助けることに繋がるのならば、楓を―――我が娘を、君たち狩魔師の仲間に加えて頂きたい…っ!!!!」

旦那様の目から大粒の涙たちが零れ落ちた。