俺たち陰陽師!!!!!




「……楓ちゃ――」

「楓ーーー!★」

俺の声に被せるように、マイク越しの綺麗な声が聞こえてきた。

その声の主に目を向ければ、そこには湖乃美が手を振っていた。

「姉様…」

楓は俺の方を向き、申し訳なさそうな顔をした。
そんな楓に俺は微笑みかけた。


「行っておいでよ」

「でも…」

「ね?」

俺は楓の背中を軽く押した。
すると楓は一度振り返り、湖乃美の元に走って行った。

「ふぅっ……」

その背中を見守り、ふと横をみれば、零と時雨が楽しそう(?)に話していた。

「(俺はどーしよっかなぁ…)」

『刹那』

「のわっ、ブレイク…!」

フラフラと歩いていたら足元にブレイクが。
跳ねるブレイクは「肩に載せろ」と、見える。
俺はしゃがみこみ、ブレイクを肩に載せると立ち上がった。

『喜べ刹那』

「は?」

『零とお前に新たな仲間が加わった』

「っ」

俺は反射的に舞台を見た。
そこには笑顔をした楓の姿。

「まさか…」

『その“まさか”だ』

ブレイクは小さな腕を組み、ウンウン頷いた。