「……でも…」 「?」 「……でもあたしも、強くならなきゃいけないんだよね」 楓は泣く時雨を見つめ、決心付いた瞳をしていた。 そんな楓を零は驚いたように見つめ、小さく頷いた。 そして零は気付く。 妙な胸騒ぎに。 変な感情に。 「あたしも、大切な人を、守れるくらい強くなりたいっ……!!」 「そうね、楓」 するとどこからか透き通るような綺麗な女性の声が聞こえてきた。 俺はなんとなく、感付いていた。 楓ちゃんも、俺と零と同じ。 狩魔師だってことを。