俺たち陰陽師!!!!!



「でもな、辛くて苦しい過去を、ずっと引きずってちゃいけない」

「…」

「(零……)」

それは前に俺が零に言っていた言葉だった。

「前に進まなきゃならねぇ。強くならなきゃならねぇ。別に忘れろなんて言わねぇよ。その辛いこと全てを糧にして、乗り越えるんだ」

「……僕…は…」

「ん?」

「僕は……強く、なれるのでしょうか…?」

零は微笑んだ。

「当然だ、ばか」

そう言って零は時雨の頭をくしゃくしゃ撫でた。

「お前はもっと強くなれる。……大切な人を守れるくらいにな…」

「……はい…っ…」

時雨は涙を流した。
零は微笑み、楓に寄った。

「時雨…」

「お前は幸せだな」

「へ…?」

「こんないい奴に守られてて」

「……」

楓は泣く時雨を見つめた。