俺たち陰陽師!!!!!



「……僕は凄く悔しいんです…!!」

時雨は俯き、歯を食い縛った。

大切な者を守り抜くために、時雨は身体を張って戦った。
きっとそれは、俺には到底できないことだ。

でも。
だから。

この子―――楓ちゃんは今ここに実在するんだ。

嫌な過去も、苦しい現実と共に今ここに在る。

なんて、残酷なんだ……。



俺は眉を潜めながらそう思っていた。
すると、零は俯きながら口を開いた。


「……許せねぇな…」

「…!?」

零は時雨に歩み寄り、力強く見つめる。

「…お前、スゲェよ」

「っ…」

「大事な人を、体張って守って、逃げもしないで戦った……スゲェじゃん」

零は続けた。