俺たち陰陽師!!!!!




「ぐっぐはっ…」

赤い髪の男は口から血液を吹いた。
そして横っ腹に突き刺さる刀を握った。

「お……ぬし……」

「残念ながら、僕もいるんだよ」

俯き、淡々と語る時雨は楓と同様、光に満ちた不思議な道具で赤い髪の男を刺していた。

「…し…ぐれ…?」

時雨は道具を提げ立ち尽くす楓に微笑みかけた。

「なんちゅうこっちゃ…」

「この子…傷が……」

「…………ない…」

服に確かに付着する血痕。
だが、さっきとは比べ物にならないくらい、傷だけは癒えていた。

「どう………してじゃ…」

「僕にもわからない。………だけど」

時雨は目を細め、低めの声で言った。

「……お前たちを殺したいという殺意だけは変わらない」

「!?」

「何の目的か知らないが、罪もない人達を殺すのは間違ってる」

時雨は道具を握った。

「死んでくれ」

そう良い放つと赤い髪の男はニヤリと笑った。