そう、あたしが相馬くんではなく、弥織くんが好きな理由は、 ―――助けてもらったから。 階段から落ちそうになったところを、抱き止めてくれて… 『大丈夫?』って、目を見て言ってくれて。 あたしは、その瞳に吸い込まれるように、 弥織くんに心を奪われてしまったんだぁ…。 「ゆーちゃん、トイレ行こ」 「ん、わかった。」 あたしがりっちゃんに付いてトイレに行こうと教室を出ようとすると…