ホントに、好きになってしまったのか…? 「あれ、弥織どこ行くん?」 「……お茶買いに。」 「財布も持たずに?」 「…………」 「どうしたんだよ?」 「……ちょっと、用事だ。」 俺は、相馬には言わなかった。 言ってもどうにもなんねぇだろ? 何にもなんねぇし、 もしかしたら、彼女も、 相馬のことが……――― もしそうだとして、俺が相馬に話したら、 絶対笑うだろ? そんなの、嫌だからな。