「へぇー、そうだったの。でも、それってにもやっと春が来たってことだよね!!」 「はぁーーー。ちょっと、それどうゆうこと。」 私はつい大きな声を出してしまった。みんながこっちを見ている。 (はずかし。) 「で、その目があったて言うのは誰なのよ。」 「確か、抹裡 宗也《まつうち そうや》だったと思うよ。」 そう、私が見たのは学校で一番のイケメンでバスケ部エースの、抹裡宗也だったのだ。