「あたしの家は別にいいけど?」


あたしの家、だったらね?


本邸には絶対に招待しないけど。



「えぇー!ほんとー!」



大げさにピョンピョン跳ねる夏希。頑張ればウサギに見えない事もない。




「花ちゃんのご両親に迷惑掛かっちゃうでしょ?」



唯一気を配られるのは光平だけかもしれない。




でも・・・



「大丈夫だよ?あたし一人暮らしだから」



そういった瞬間、色とりどりの瞳がこっちを見た。



「ごめん・・・」



「なんであやまるのよ」