茶色のローファーの音を響かせながら人気の無い廊下を進む。 「あった・・・」 1階の1番端。 これまた豪華な扉が構えている。 ____コンコンッ 「失礼しまーす」 相手の返事も聞かずに入った。 中では向かい合ったソファに座っていて、こっちを見て目を丸くして驚いている葵。 その反対側にはニコニコ笑った20代に見える男の人。 あたしは躊躇せずにその男、理事長に近づいた。 「あたしが転校してきてあげたのに当日に居ないってどうなってんのよ!?」 葵はさらに驚いた。