「え?」 そんなマヌケな声を出したのは僕だった。 「は?」 同じ様な声を出したのはユウって奴。 「うん。わかった」 そんな落ち着き払った声は花ちゃんが発した。 え~っと、どういうことー? 「おい。どうなってんだ?」 訳が分からない僕の気持ちを代弁してくれたのは凪だった。 「飯泉率いる紅蘭高校は真城につくってことか~?」 「正確に言えば華様の下につくってことだ!」 威勢よく飯泉は答える。