500ミリリットルのペットボトルのキャップを開けて。



俺の顔面に水をぶっかけた。




「ぶわっっっっっ」




「口の中切ったでしょ」



洗おうとしてくれるのはいいが、溺れそうだ。




半分くらい顔にぶっかけた後、俺の腹にもかけた。



「冷やしといた方がいいよ」



あれ?腹を蹴ったのは華様だ。



「・・・ありがとうございます」




空になったペットボトルを側に投げ捨てて普段俺が座っている椅子に腰かけた。




脚を組み、肘掛けを使って手を顔に当てて白いスマホをいじり始めた。