……つくづく嫌な男だ。 「用はそれだけか」 「まあ、そう睨むな。今日は、これを持って来てやっただけさ」 河合は、プラスチックの筒を、剣太に投げて寄越した。 「では……くれぐれも、役目を忘れないようにな」 それだけ言うと、河合は部屋から出て行った。 途端に、この部屋はしんと静かになる。