もしかしたら相手の事情を知って、 憎み切る事が出来なくなってしまったのかもしれない。 変な感じだった。 俺だってさっきまで、この二人の戦いを、 物陰から見ていただけだったのに。 今はこうして近くに座って、 身の上話なんか、聞いている。 「なあ……教えてくれ。 一代目は、もういないのに、 俺は中途半端に生き永らえている。 俺は、これからどうしたらいいんだろう……?」