それでは、ただでさえ不安な大学生活に支障が出るかもしれない。 そこで何と、姉さんは悩んだ末、エリアルを両親の代理人にしてしまったのだ。 それを事前に知っていたら、即俺は名乗りを上げていたのに…。 それについては、後から姉さんに、 「あんたじゃ誰がどう見ても、保護者席に紛れ込んだ新入生よ」 と言われたが、それでも構わなかった。 だって、エリアルじゃ相当に目立っただろう…。