姉さんは、目を閉じた。 腕で目を覆って、顔半分が隠れた。 その代り、首筋の赤い手形がくっきりと見えた。 一体どれだけ強い力をかければ、こんな痕が残るってんだ。 「だけど……あんまりよ、こんなの。 エリアルが、何したっていうのよ……」 「姉さん?」 「――『駆除』だなんて…… ふざけたことぬかして……やっと、友達になれたと思ったのに」 それから何度か、姉さんはうわ言のように繰り返した。 泣いているようだった。