「お前が吸血鬼か」 剣太は、口元に笑みさえ浮かべていた。 やっと見付けた……。 「そうだけど、何?」 エリアルが警戒したまま尋ねると、剣太はぽつりとつぶやいた。 「殺してやる」 その瞬間、剣太の姿が消えた。 (――どこだ!?) 答えるように、耳元で剣太が囁いた。 「ここだ」 振り返ると、首筋に踵が飛んできた。